正しく妊娠検査薬を使うために仕組みを知っておく

妊娠検査薬のイメージ妊娠検査薬は、妊娠しているかどうかを調べるために使われるアイテムです。

開発元によって多少の違いはありますが基本的な妊娠検査薬は、採尿部に尿をかけるだけで妊娠しているかしていないかを陽性・陰性で判定してくれる、という仕組みになっています。

なぜこの手順だけで妊娠判定が出せるのでしょうか?

ここでは妊娠検査薬の原理について、少し知ってみてください。

 

妊娠検査薬の原理を知ってみよう

妊娠検査薬はhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という妊娠時特有のホルモンに反応して妊娠を判断します。

hCGは、妊娠が成立した体で分泌される女性特有のホルモンのひとつです。

逆に言えば、妊娠した体以外では分泌されていないホルモンです。

分泌量が増えると血液や尿に混じりだすので、排出される尿を採って検査すると妊娠判定ができるという原理です。

妊娠して何週間か経つとhCGの分泌量に変化が現れ、増量が見られるのは生理予定日あたりです。

妊娠してからでいうと、約4週目からになります。

このため、妊娠検査薬で正確な結果が出やすくなるのは、ちょうど約4週目あたりということです。

妊娠検査薬のイメージ妊娠検査薬を使用した際に、もしかすると検査に反映される量のhCGがまだ十分に分泌されていなかった…

なんて、このような理由で陰性結果が出るパターンもあるようです。

妊娠検査薬を使っても不安な時は、早めに病院で診察を受けることが推奨されるでしょう。

妊娠してから2~3ヶ月あたりにhCGの分泌量が急速に増え始め、5ヶ月目に入ったあたりから少しずつ減少して安定します。

分泌量が減少するのは、hCGがhCGとしての役割を終えるためです。

ただし、量が減っても分泌は出産するまで続けられていきます。

 

hCGの役割ってなに?hCGについてもっと知ってみよう

妊娠検査薬が反応を示すhCGは、妊娠の安定に欠かせない重要なホルモンです。

ではhCGとは、妊娠においてどんな働きをするホルモンなのでしょうか?

hCGの働きは妊娠、特に胎盤と深く関わりがあります

悩む女性hCGは、胎盤が作られる場所で分泌されるホルモンであるためです。

受精卵が着床して妊娠が成立すると、体内では胎児を育てるための体作りが始まります。

それに従って、hCGの分泌が急増していくというわけです。

お腹の中にいる間、胎児は母体から栄養や空気を共有してもらって成長することになります。

母体と胎児を直接繋げている部分が、へその緒と胎盤です。

へその緒の役割は、母体から胎児への栄養や酸素を受け取り、胎児からの二酸化炭素を母体に送り込むというものです。

そして胎盤は、胎児への栄養が蓄えられ、胎児からの二酸化炭素を受け取る場所です。

胎盤からはへその緒が伸びており、胎児と直接繋がっています。

母体にとっての胎盤は、胎児を育てるための体の一部です。

そして胎児にとっての胎盤は、お腹の中で生命を維持するための心臓であり、胎児の体の一部といってもいいでしょう。

受精卵が着床したときから、子宮内膜では胎盤形成のための働きが始まっています。

hCGの大きな役割は、プロゲステロンやエストロゲンなどのホルモンの分泌を促すことです。

プロゲステロンには母乳の準備と、子宮筋を緩めて子宮の環境を整えること、さらに排卵を抑えるという役割があります。

妊娠してから生理が来なくなるのは、プロゲステロンの作用によるものです。

エストロゲンは母乳の準備と、出産に向けた準備、子宮筋を強化して胎児を安全に育てるために働きを見せます。

hCGが一気に分泌された後で減少して安定するのは、hCGが作用しなくてもプロゲステロンとエストロゲンが胎盤で分泌されるようになるからです。

このようにhCGは妊娠状態を安全に保ち、出産に向けた体を作るための大事なホルモンです。

 

hCGとLHの違いと関係

妊娠検査薬とよく似た形式で使用されているのが、排卵日予測検査薬です。

排卵日予測検査薬は、尿の中に含まれるLH(黄体形成ホルモン)という女性ホルモンに反応する原理になっています。

hCGが妊娠後に重要なホルモンとなるのに対して、LHは妊娠をするために重要となるホルモンです。

妊娠検査薬と排卵日予測検査薬の原理にはこのような違いがあるものの、どちらも妊娠に関わる重要な検査薬であることに変わりはありません。

計画的に妊娠を希望している人には、ぜひセットで使いこなしてほしいアイテムの2つです。

妊娠検査薬のしくみを知って

仕組みを理解した女性検査の時期によって、hCGの分泌量に左右されることはありますが、現在の妊娠検査薬は改良を重ねられてさまざまな会社から開発されるようになりました。

中には99.9パーセント以上の正確さで判定できる妊娠検査薬も存在するので、耳にした情報の中で「これがいい」と思ったものを使用してみてください。

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